夏の間、身近にたくさんいたツバメたちも、
秋になると冬を越すために暖かい地方に渡っていきます。
同じように、タカの仲間も渡るのをご存じでしょうか?
9月に入ると、サシバやハチクマといったタカの仲間は、
集団となって渡っていくのです。
その飛び方も特徴があって
上昇気流をうまく使ってグルグルと渦をまくように空高く舞い上がり、
その後、グライダーのように滑空していきます。
つまり、あまりはばたかなくてもいいように、
風をうまく使って「省エネ飛行」を繰り返しながら、南の方に渡っていくのです。
上昇気流が発生しやすい、よく晴れた日には空を見上げてみてはいかが。